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高村忠成(たかむらただしげ)
新入生の皆さま、ご入学大変におめでとうございます。皆様の入学を心からお喜び申し上げます。大歓迎いたします。
まず私は、何よりも皆様が「学びの道」に入られたことに心から敬意を表し、讃えたいと思います。「人間は人間として生まれてきたから人間なのではない。人間たろうとする中に人間としての輝きが増してくるのである」との言葉があります。これは、創立者池田大作先生の言葉であり、私はこの言葉が大好きです。人間は知性を磨き、人格を陶冶し、人間的な向上をはかろうとする中に、人間としての価値が生まれてくるものと思います。その意味で、何よりも学ぼう、向上しようと決意された皆様方に、心からのエールを送りたいと思います。
ただし、通信教育の道は思ったほど簡単ではないと思います。沢山のぶ厚い教科書を読まなくてはなりません。レポートを書くという課題が待ち受けています。また、スクーリングに参加するための時間と課題が待ち受けています。また、スクーリングに参加するための時間と費用の工面も大変だと思います。そして、厳しい試験もあります。それらすべてをクリアしなければなりません。その意味で、どうか心を引きしめて、決意をしっかり固めて臨んでほしいと思います。
しかし、実際はじめて見て、勉学のリズムを作ってしまえば、それほど難しいことではなくなるでしょう。現に、多くの卒業生が出ております。大切なことは、生活のケジメをつけることです。予定をたて、毎日少しでも結構ですから勉強するクセを確立することです。そのリズムを築いてしまえば、勉強はそれほど苦にはならなくなるでしょう。必ずできる筈です。
私は率直に思うのですが、通信教育の勉強を真剣にやれば、通学部の学生よりも実力がつくのではないかと思っています。教科書を読んで、一所懸命レポートを書く、これは大変な実力養成の作業になっております。どうか、成長している時は苦しいものです。換言すれば、苦行の中に将来の自分の発展の土台が築かれていると言えましょう。絶対にあきらめないで、挑戦し続けていただきたいと思います。
なお、何事もそうですが、良き友人や助言者をもつことをおすすめします。自分一人だけだと意外にわからないことや盲点があるものです。『徒然草』の中に、「先達とはあらまほしきものなり」との一節があります。案内をしてくれる人、アドバイスをしてくれる人は必要なものです。自分で考えることは当然ですが、そのうえで、わからないことや不明の点があったならば、友人や大学の職員や教員にどんどん問い合わせることが肝要です。問題の解決が早くすむ場合があります。
勉強は、案外、体力を必要とします。体調が悪いと能率があがりません。どうか健康にも留意されて勉学に励んでください。ご健闘を心からお祈りいたします。
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